今回は、子供が生後10か月のときに訪れた香港&マカオ旅行についての記事です。
その際に利用したバシネット(赤ちゃん席)付きの航空会社、ホテル、移動手段の情報や、実際にどのように過ごしたかを書いています。
スケジュール
2019年 1月7月~1月11日(5日間)
・おおまかな日程
1月7日 日本→香港
1月8日 香港滞在
1月9日 香港→マカオ(船)
1月10日 マカオ滞在
1月11日 マカオ→香港→大阪
・おおまかなルート
大阪→香港→マカオ→香港→大阪(飛行機)
・移動の日程
1月7日 関西国際空港→香港国際空港(キャセイパシフィック航空 CX597便)
1月9日 香港島→マカオ・アウターハーバー・フェリーターミナル(船)
1月11日 マカオ・タイパ・フェリーターミナル→香港国際空港
1月11日 香港国際空港→関西国際空港(キャセイパシフィック航空 CX502便)
・詳細
初日は、朝から飛行機で関空から香港へ。香港島に滞在。
2日目は、朝から夜まで香港観光。
3日目は、朝からフェリーでマカオへ。マカオ滞在。
4日目は、マカオ観光。マカオ滞在。
5日目は、マカオからフェリーで香港国際空港へ。そのまま飛行機で関空へ。
赤ちゃん用の持ち物
今回は10か月の乳児連れだったので、その時に持っていたものを書いています。
基本的な必需品(オムツや離乳食)は大体持参していきました。
①オムツ
日本から持参しましたが、香港やマカオでは大体どこのスーパーでも日本製品が置いてあり、日本メーカーのオムツも普通にありました。
日本語で書かれている商品も多かったので日本から輸入しているのかと思います。
ただし、日本で購入するよりも割高です。
②離乳食
香港のスーパーには、日本の商品が沢山あると書きましたが、流石に日本の離乳食まではありませんでした。でももしかすると探せばあるかもしれません。
前半は持参したもので間に合いましたが、3日目あたりからベーカリーで柔らかいパン等を購入して食べさせました。
勿論、日本製ではなく現地の離乳食は商店などで手に入ります。
③ベビーカー
今回はセカンドショップで壊れても良いものを探しました。
そのなかで見つけたコンビ(COMBI)のものを1600円で購入。
実際に今回の香港マカオではフル活用しました。
わりとしっかりしているし、それなりに綺麗だったので洗浄して使用しましたが、この香港旅行だけでなくその他の旅行にも活用しています。
普段の生活でもその辺の買い物用などに大活躍しているので買って大正解です。
④抱っこ紐
抱っこ紐は2つ持っていきました。
1つ目はアマゾンで購入したベビーアムール(Bebamour)という、わりとしっかりとした抱っこ紐。
普段から使っているもので、旅行のために買ったのものではありません。ちなみに普段は用途によってこの抱っこ紐とエルゴの2種類をを使い分けています。
長時間移動の時は、赤ちゃんがベビーカーに飽きたら、この抱っこ紐を使いました。
下写真の様に睡眠中は、布頭巾を被せて固定する事も出来るのでかなり便利でした(わかりやすい写真がこれぐらいしかありませんでした)。
2つは目は下写真のベージュの薄い抱っこ紐。
持ち運びしやすいので、ホテルから短時間移動するときに使いました。
使用する時は1つ目の黒い方が固定されて楽なのですが、使わない時に手持ちするには結構かさばります。
宿からちょっと散歩する時など、使うかわからないけど念のために持ち歩くという場合は、2つ目の薄い抱っこ紐が便利でした。
関空から香港へ【飛行機など】
キャセイパシフィックを選んだ理由
今回、関空と香港間を行き来するLCCを含めた全ての航空会社からキャセイパシフィックを選んだ理由は以下点です。
①バシネット席
今回は10か月の幼児連れなので、座席の間隔が狭いLCCで片道4~5時間の抱っこは親的にも赤ちゃん的にも辛い。バシネット(赤ちゃん用簡易ベッド)があるキャセイパシフィックなら快適な時間を過ごせる。
②遅延や中止の心配
確率で言うと普通の航空菓子はよりLCCの方が遅延する事が多い。LCCは数時間の遅延ぐらいはよくある事で、時には当日いきなり中止となる場合もあります。今回は短期間の旅行なので、できるだけ遅延や変更がないようにしたいと思っていました。
③サービスという付加価値がある
赤ちゃんに何かちょっとあった場合など、いざという時にはキャビンアテンダントさんもある程度面倒を見てくれます。航空会社によりますが基本的にLCCはそういう事はしてくれません(そういうコストを削ってのLCC=ローコストキャリアだと思います)。
④JALとのコードシェア
キャセイパシフィックはJALとのコードシェアなので、サービスが良い!久しぶりの海外旅行だったので、少し良い飛行機になりたいという気持ちもありました。海外の色んな飛行機に乗っていると日系航空会社のサービスやキャビンアテンダントがいかに凄いかという事を実感します。
上記の理由から今回はキャセイパシフィックを選びました。
ちなみに普段はLCCを使う事もよくあります。
キャセイパシフィックのバシネット席(赤ちゃん用の席)
今回利用した航空会社は香港の航空会社、キャセイパシフィック(Cathay Pacific)。
LCCではなく普通の航空会社なのでサービスはしっかりしており、料金は日系の航空会社よりもリーズナブルです。
前述したようにピーチ航空や香港エクスプレスは料金が安いので魅力的ですが、今回は10か月の幼児連れなのでこの航空会社をチョイスしました。
今回は、キャセイパシフィックのホームページから以下の内容で航空券を購入しました。
・往路 大阪→香港
2019年1月7日(月)
KIX(大阪) 09:25発 、HKG(香港)12:50着
所要時間: 4h 25m、機体CX597
エコノミー クラスN、バシネット席
・復路 香港→大阪
2019年1月11日(金)
HKG(香港)16:35発、 KIX(関空)21:10着
所要時間: 3h 35m、機体CX502
エコノミー クラスN、バシネット席
料金は1人往復43,130円(幼児 10,450円)。為替や時期にもより、大きく変わってくるかと思います。
最近は近場の台湾ぐらいしか行っていなかったので、料金が高く感じてちょっと躊躇してしまいましたが、LCCを使わないのであればこれが普通だと思います。
LCCではないので、もちろん荷物込みの料金です。
往路は朝出発、復路は夕方帰りなので、フル活動したい人には時間帯もばっちりです。
ちなみに初めてのバシネット席(赤ちゃんが寝れる座席)です。
機内の座席のことですが、今回は赤ちゃんが寝れるバシネット席利用で、前は壁なので足を十分にのおバス事ができました。子供を抱いていてもわりと余裕でした。
バジネット席はこんな感じです。
0歳10か月ですが、2歳並みの大きさなのでバジネットが小さく見えますが、それなりの大きさがあります。
3人で3人座席を使っていたので、心おきなく使えました。
ちなみにベビーミールも提供してくれました。
香港国際空港からホテルまでの移動
私たちが香港で宿泊したのは、香港島の中環(セントラル)にあるイビス香港セントラルアンド上環(Ibis Hong Kong Central & Sheung Wan)です。
香港国際空港から市街地までは35kmほど離れています。
空港から市街地までの主なアクセス方法は①タクシー、②シャトルバス、③電車です。
私たちは電車(香港エアポートエクスプレス)を利用して、市街地の九龍駅を行きました。
ちなみに電車に乗るにはオクトパスカードというICOCAやSuicaの様なカードが必要で、空港のインフォメーション『客務中心(Customer Service Centre)』で購入できます。
九龍駅から各方面へは地下鉄MTRで行く事ができますが、定期的に無料シャトルバスが運行しているので、そっちを利用しました。
九龍駅からH4という路線で宿泊するイビス香港セントラルアンド上環の入口前に着きました。
香港【ホテル・移動手段】
イビス香港セントラルアンド上環(Ibis Hong Kong Central & Sheung Wan)
今回このイビス香港セントラルアンド上環(Ibis Hong Kong Central & Sheung Wan)を選んだ理由は、マカオへ行く上環フェリーターミナルが徒歩圏内だという事と、私たちが訪れる予定の観光名所にアクセスが良いという点と、ホテルのレビューが良かったことです。
ビジネスホテルのようなホテルですが、香港のホテルのなかでは清潔度が高いらしく、実際とても快適に過ごす事ができました。
土地が狭い香港の宿は、基本的に料金が高くても部屋が狭い聞きますが、このホテルでは圧迫感を感じませんでした。
子供はツインベッドでしたが、子供はベッドから落ちないように真ん中に挟んで、寝具で周りをブロックしました。
ちなみに同じ香港島に『イビス ノース ポイント』という同系列のホテルもあるので、間違えないように注意が必要です。
香港の印象
香港は、公共交通機関が全体を網羅しているので移動に困ることはありません。
食事は広東料理がメインですが、インターナショナルな街なので世界各国の料理店があります。
衛生面も他のアジア諸国と比べると良い方だと思います。
実際に香港を訪れる前は、シンガポールのようなスタイリッシュで洗練した街だと思っていましたが、実際は高層ビルが乱立したアジアらしさ抜群の街並みだという事にとても驚かされました。
何より驚いたのは、工事現場の足場が竹だったことです。
超高層ビルでも竹を使っていました。
フィリピンでも竹を使っていましたが、何故鉄骨ではないのでしょう。
また、中心街や夜市が開かれる場所では、大通りに数メートル間隔で喫煙所が点在している事にもびっくりしました。まるで昭和の日本のように路上で吸っています。
香港の繁華街を歩いてタバコの煙を吸わないのはほぼ不可能だと思います。
幼児連れの親御さんは、気になる方も多いかもしれません。
香港では主な観光名所はほとんど訪問したと思います。
詳細は以下の別記事にて紹介しています。
マカオ行きのフェリーターミナル
香港からマカオへ行くフェリー会社は以下の2社があります。
1.TurboJET(噴射飛航)赤色のフェリー
2.Cotai Water Jet(金光飛航)青色のフェリー
何が違うのかというと、マカオ内の船着き場が違います。
TurboJET(噴射飛航)はマカオの旧市街や繁華街がある、昔ながらの観光名所が密集するマカオ半島の『アウターハーバー・フェリーターミナル』に到着します。
Cotai Water Jet(金光飛航)は、ベネチアンやパリスなど、多くの豪華カジノホテルが密集するコタイ地区の『タイパ・フェリーターミナル』に到着します。
私たちは、コタイエリアのシェラトンホテルに滞在する予定だったので、Cotai Water Jet(金光飛航)を利用してマカオへ行きました。
ちなみにチケットは香港を出国する前に上環フェリーターミナル前のCotai Water Jet(金光飛航)オフィスでチケットを購入しました。
やっぱり直販が安いようです。
ちなみにCotai Water Jet(金光飛航)は荷物代込みの料金でしたが、帰りに利用したTurboJET(噴射飛航)は乗り込みの際に別途荷物代を徴収されました。
料金的にもCotai Water Jet(金光飛航)の方が少し安かったと思いますし、コタイ地区に滞在する場合はこの会社の方が良いかもしれません。
子供連れの場合
上記両会社とも1歳以上から子供料金が発生します。
うちの子は当時10か月でしたが、体つきは2歳児ぐらいだったので、年齢を聞かれる事もなく小人料金を払わされそうになりました。
私「He is only 10 months old(この子は10か月ですよ)」
職員「(訝しげに)…What?!」
って言われました。
完全に疑われていましたが、パスポートを提示すると、驚いた顔をしながら通してくれました(^^;
ちなみにマカオのフェリーターミナルに到着後は、コタイ地区の各ホテルに無料シャトルバスが運行しています。
私たちは宿泊予定のシェラトンホテル方面行きバスに乗り込みました。
マカオ【ホテル・移動手段】
シェラトン グランド マカオホテル コタイセントラル(Sheraton Grand Macao Hotel, Cotai Central )
マカオで滞在したのは、シェラトン系のシェラトン グランド マカオホテル コタイセントラルです。
このホテルを選んだ理由は、有名カジノホテルのなかでは最もリーズナブルで、立地とレビューも良かったことです。
部屋はこんな感じ。普通に綺麗です。
バスルームも清潔でした!
シャワーブースをバスタブが別々にあります。
チェックイン前だったので、荷物だけ預けましたが、ロビーで外国人スタッフと雑談して仲良くなり、すぐに部屋を準備してくれました。
ありがたくアーリーチェックインさせてもらいました。
コタイ地区から旧市街への移動
ホテルが密集するコタイ地区から旧市街周辺までの区間は、各ホテルが無料のシャトルバスを運行しています。
私達が宿泊したシェラトン グランド マカオ(コタイ地区)からは、マカオ半島側のサンズホテル(旧市街周辺)まで運行していました。
時刻表(英語ページ)
しかしながらサンズホテルは、旧市街から少し離れています。
ちなみにシェラトンの近くにあるスタジオシティ(Studio City)ホテルからは、旧市街まで徒歩圏内のグランドエンペラーホテル(Grand Emperor Hotel)まで頻繁にシャトルバスが出ています。
グランドエンペラーホテルから旧市街までは、徒歩10分かからないぐらいでした。
マカオの印象
マカオも香港と同じで超アジアな雰囲気とスタイリッシュなエリアが混在しています。
香港にはイギリス統治時代の古い建物がほとんど残っていませんでしたが、マカオにはポルトガル統治時代の古く趣のある建物が多く残っています。
歴史的なものや異国情緒な雰囲気が好きな人は、マカオを満喫できると思います。
マカオの楽しみと言えばカジノ!
私は過去2度ラスベガスを訪れて一度もプレイしなかったほどカジノに興味がないので、マカオでも勿論トライしませんでした。それでもあの独特の雰囲気は、見ているだけでも面白い。
一昔前は、カジノと言えば旧市街近くのホテルリスボア周辺がメジャーだったそうですが、現在は豪華カジノホテルが建ち並ぶコタイ地区がメインです。
コタイ地区は今も建築ラッシュですが、おそらく10年後にはラスベガス並みの華やかなカジノエリアになるのではないかと思います。
ラスベガスにもあるベネチアンやパリス、ウィンなどの豪華ホテルもあります。
子供連れの場合ですが、マカオは観光で成り立っている場所なので治安も良く、危なそうだと感じた事はありませんでした。
ただ、やはり香港と同じで路上のいたるところに灰皿があるので、そこら中でタバコの臭いがします。
それはここ数年以内に解決される…ことを願っています。
赤ちゃん連れで香港&マカオを訪れた感想
どちらも観光に力を入れている街なので、赤ちゃん連れでも特に大きな問題はありませんでした。
香港は公共交通機関も日本と比べても遜色がないクオリティだと思います。ただ、バスやタクシーの運転は結構荒いです。
気をつけないといけないのは人混みです。特に世界三大夜景が見れるビクトリアピーク行きのケーブルカーはとても混雑するので注意が必要です。
私たちが並んでいた時もケーブルカーに乗り込む際に中国人の観光客同士が割り込み&押し合いで揉めていました。
小さな子供がいる場合、できればピーク時間を避けた方が良いと思います。
また、香港にもマカオにもいえることですが、観光名所のど真ん中に数えきれないほどの喫煙所があります。
日本の様に囲いがあるわけでもなく、むき出しの喫煙所なので観光名所を歩いて副流煙を吸わないというのは、息を止めない限りほぼ不可能だと思います。
マカオの豪華ホテルが並ぶコタイ地区は、まだ開発途中という事もあり、2019年1月現在は舗装されていない所もありました。
喫煙所と道路の舗装がもう少し改善されれば、赤ちゃんまたは幼児連れでもほとんど問題がないと思います。
とは言っても香港もマカオも子供連れで楽しめる街です。
今回は香港&マカオをチョイスして良かったと思っています。
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