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ウユニ行きのプチ豪華列車&絶品アサード【国境の町】

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私が世界一周をしていたとき、有名な『ウユニ塩湖』が鏡張りとなる2月にボリビアへ到着するようにブラジルから陸路で徐々に移動していました。

ブラジル→パラグアイ→アルゼンチンというルートです。

その際に立ち寄った国境の町、ラキアカ(アルゼンチン側)とビジャゾン(ボリビア側)について書いています。

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ラキアカについて

ラキアカは標高3300メートルの場所にある町です。
富士山の八合目ぐらいかな。

それを全く知らずに標高2000メートルのサルタという街から一気に長距離バスでラキアカへやってきた私たちは、降車後に重い荷物をもってせっせと宿に向かっていました。
すると、歩いているだけなのに5分もしないうちに息が切れてしまいました。
地上から3キロほどで酸素量がこんなにも変わるということがわかり、驚いたことを覚えています。
生まれて初めて高所での空気の薄さを実感した日でした。

しかし、ウユニ塩湖は標高3700メートル近くあります。ほぼ富士山頂の高さです。
一旦ここで体を慣らしてからおくため、このラキアカで2泊滞在することにしました。

ラキアカの街は何かすごいものがあるわけではありません。
ただゆっくりと過ごせる落ち着いたまちです。

ラキアカで滞在した宿 『Hostel Copacabana』

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ラキアカのバスターミナルから徒歩10分ほどのところにある『Hostel Copacabana』に滞在しました。
ユースホステル協会に加盟していている小洒落たコテージのようなホステルです。
スタッフはスペイン語しか話せないけど親切です。
トリプルルーム(トイレシャワー別)に滞在しましたが、掃除もされて建物も綺麗なので快適でした。
ちなみに朝食も付いていました。

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ボリビア側の町 ビジャゾン

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滞在2日目は、ラキアカの町をふらついてみたものの、小さな集落なので特に何かあるというわけではありません。
少し歩いて体を慣らさないといけないので、散歩がてらに国境を越えてボリビア側の町、ビジャゾンへ行ってみました。

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国境付近で見かけたリアルなトカゲの滑り台

アルゼンチン側のラキアカは静かな町でしたが、アルゼンチン側のビジャゾンはわりと栄えています。
安い衣類や民族衣装のお店が結構たくさんありました。

ちなみにボリビア人やアルゼンチン北部の人は、中南部に住むアルゼンチン人の様な欧米系の顔立ちとは違い、インディヘナの血が濃いので、どう見てもモンゴロイド系の顔立ちです。
日本人の遠い親戚だということが何となくわかります。
またボリビア料理は油物が多いからなのか、男女共にぽっちゃりした小柄な人が多いです。
アルゼンチン中部からちょっと移動するだけで人種がすごく変わるもんですね。

この日、せっかくビジャゾンに来たので、翌日に乗車するウユニ行き電車のチケットを購入しました。
普通はボリビア国鉄のホームページで購入すればいいのですが、このときは運悪くホームページが故障中だったので、ネット購入ができませんでした。
国鉄のホームページなのに何日も故障中だった様です。

アルゼンチン側のラキアカから歩いて国境を越えて、そのままビジャゾン駅まで歩いて行ったのですが、結構遠かったです。
距離にすると3、4キロだと思います。普通に歩くなら何ともない距離ですが、高所ではすぐに息が切れます。
でも歩いた甲斐があり、アルゼンチン側のラキアカで販売されているチケットと全く同じものが半額以下で購入できました。

1等車という1番良い車両を予約して約3000円。

満足してまた歩きながらアルゼンチン側へ向かいました。
アルゼンチンからボリビアに来る時はすんなり入国できましたが、ボリビアからアルゼンチンに戻る時は入国審査のカウンターが大行列でした。
たぶん1時間ぐらいかかったと思います。
この国境は密輸が多いらしく、通行人の荷物を入念に取り調べているそうです。
貧しい方の国から豊かな方の国に入国する時はどこでもそうですね。

絶品アサードの店に出会う

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翌朝、ウユニ行きの列車に乗るために再び歩いてボリビア側の国境へ向かいました。
バックパックを背負って歩く標高3300mは結構きつい。

国境へと続く大きな一本道に入りかかった時に偶然見つけたこの潰れた車。
ボロボロですが、よく見るとアサード屋です。
店名ははっきりわかりませんが、多分『El Pipon』だと思います。

場所はここです。目の前の大通りを真っすぐ北側へ行くと、ボリビアとのボーダーです。
数年前まで場所が検索できませんでしたが、グーグルマップのクオリティが上がって検索できるようになっていました。

実は前日、ボリビアのビジャゾンから帰ってくる時に、このおんぼろ車でアサードが焼かれていたので試しに食べようと思っていました。

ぶっちゃけ店の見た目から、味は全然期待していませんでした。
ただ安そうで地元の人達がたくさん食べに来てるので、試しに食べてみようと思っていました。

それが予想外に美味しすぎて度肝を抜かれました!!
この旅で食べた全牛肉で間違いなく1番美味しかったです。

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一応、国内外でいろんな牛忍を食べてきましたが、ここのアサードは和牛にも劣りません。
寧ろステーキでいうと、和牛を越えてるかも。

神戸ビーフを含む、色んな和牛の様々な部位を食べたことがあるので、それなりにビーフの味はわかります。
それでもここのアサードは、A4、A5の和牛レベルに匹敵するクオリティだと思います。

肉自体のクオリティが高いのですが、炭火焼きなのでさらに良い味が出ています。
今思い出してもヨダレが出てきそう。

アルゼンチンは人口よりも牛の数の方が多いのでハイクオリティなビーフが安く提供されています。
この店で食べた色んな部位のプレートセットは、なんと65アルゼンチンペソ(約850円)でした!

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多分、日本の焼肉で食べたら軽く5,000円、鉄板焼きコースなら1万円は超えるクオリティだと思います。
美味すぎて、もう1プレートお代わりしました。

ラキアカに来ることがあれば、是非訪れてほしいお店です。

ビジャゾン駅からウユニ行き列車に乗車

絶品アサードで腹ごしらえもしっかり済ませ、ゆっくり歩きながら国境を越えてアルゼンチン側のビジャゾン駅へ。
ここからウユニ塩湖があるウユニ村へ向かいます。

電車の外観はこんな感じ。

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車両内はめちゃくちゃ豪華というわけではないけど、座席も広いしクーラーもついてるので快適です。

特によかったのは食堂車。

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夕方になると、一等車には夕食チケットが配られ、食堂車でプレートディナーが食べれます。

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食事もすごく豪華というわけではないけど、無料でご飯とドリンクがついてるのは嬉しい。
バックパッカーにはプチ豪華な列車旅です。

食事をしながら見る砂漠の景色は最高。

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これで1泊3,000円は乗る価値大有りじゃないですか。
1泊といってもウユニに着いたのは夜中の1時か2時ですけどね。

とりあえず大満足の列車旅でした。

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