今回は世界一周の出費について書いています。
世界一周中の1年7か月間に毎日かかさず全ての出費をメモに残していました。それをエクセルに纏めて、総出費と1日あたりの出費を計算したので、本記事で載せようと思います。
これから海外で長期滞在もしくは世界一周する人の参考になれば幸いです。
まずは東南アジアの出費についてレポートします。
滞在した国は、シンガポール、マレーシア、タイ(3回)、ラオス、カンボジア、ベトナムです。
各国毎に分けた『日々の出費』と『出費の総額』データを本記事に画像で貼り付けました。
運賃(移動費)、宿泊費、外食費、食費(買い物)、観光費(入館料やツアー代)のジャンル別に分けています。
私たちは夫婦で世界一周しましたが、本記事での表示金額は1人あたりの出費です。
また、当時の為替レートと現地通貨での出費、日本円換算した場合の出費、日本円換算した場合の1日当たりの出費も書いています。
私たちの場合は中短期間での長距離移動が多かったので、1日あたりの移動費が高くなっています。1日あたりの滞在費のみを計算する場合は『出費の合計額-運賃(移動費)』で計算して下さい。
ちなみに国によって滞在期間が長かったので、日々の出費に関する内容は最大11日目までを掲載しています。
シンガポール&マレーシアの出費
1.シンガポール
滞在日数は3日間、総出費は約7,553円、1日あたりの出費は約2,518円。
シンガポールは物価が高いので滞在日数は3日のみ。宿代は連泊割りで1泊1人1800円ほどでした。滞在したのは『BUNC HOSTEL』というリトルインディアにあるとても綺麗なホステル。ダブルベッドに2人で滞在するという珍しいドミトリーでした。
外食の費用が少ない理由は、現地に滞在中だった家族&親族にほとんどご馳走になったからです。
ただ、物価の高いシンガポールでもローカルな食堂に行くと、数百円で食事をとることも可能です。
事前に手頃な宿さえ確保できれば意外と費用を抑えることができると思います。
移動費に関しては、地下鉄も利用しましたが、金額のほとんどがシンガポールからマレーシアのマラッカ向かうバスの運賃です。
2.マレーシア
滞在日数は13日間、総出費は約29,020円、1日あたりの出費は約2,232円(移動費抜き1,701円)
宿は基本的にホステル&ゲストハウスの個室に滞在しました。大体1人あたり900円ほど(2名1室)。
移動費に関しては長距離バスの運賃が含まれているので6,897円(1日あたり531円)と少し高額になっています。ちなみにこの長距離バスの料金は、マレーシア南部のマラッカからマレーシア北側の国境と接するタイのサトゥーンに到着するまでの分が含まれています。そう考えるとバスでマレーシアを縦断する費用ってすごく安いですね。
逆に移動しなければ、単純計算で『1日あたりの出費は2,232円-1日あたりの移動費531円=約1,701円』でマレーシア滞在が可能です。
私たちの場合、マレーシアではほとんど外食で屋台利用も少なく、普通にお店で食べていてこの料金なので、節約すればもっと安く滞在することも余裕で可能です。
タイ1回目&ラオスの出費
3.タイ(1回目)
滞在日数は12日間、 総出費は約33,343円、1日あたりの出費は約2,779円 (移動費抜き1,856円)
宿はドミトリーと個室の両方です。東南アジアの雄なので物価の高さは随一かと思いきや、1日あたりの出費は2,779円 (移動費抜き1,856円)なので、マレーシアの滞在費とそこまで変わらないですね。ただ宿はドミトリーにも滞在し、食事は屋台という事も結構あったのでマレーシアほどの贅沢はしていません。
移動費はタイ最南端のサトゥーン→クラビ→プーケット→バンコク→ラオスとの国境までの長距離バス代が含まれています。
4.ラオス
滞在日数は9日間、 総出費は約24,740円、1日あたりの出費は約2,749円 (移動費抜き1,669円)
物価の安さは東南アジアのなかでも1、2番目ですが、タイ滞在と同じぐらい出費している事に本記事を書きながら今更びっくりしています。 移動費を抜いてもタイ滞在時と出費がそんなに変わらないのは何故?と思ったのですが、よく考えたら物価が安いのをいいことにカフェに行きまくってました。それに宿もちょっと良いゲストハウスの個室に泊まってましたね。
ちなみに滞在した街は、ビエンチャン、バンビエン、ルアンパバーンです。
タイ2回目&カンボジアの出費
5.タイ(2回目)
滞在日数は27日間、 総出費は約66,660円、1日あたりの出費は約2,469円 (移動費抜き1,988円)
タイ1回目とほぼ同じです。バンコク滞在時の外食はカオサンの有名な10バーツラーメン(現在は20バーツ)やマジックタイフード、屋台などに通っていました。
主な滞在場所は、チェンライ、チェンマイ、パーイ、バンコクです。
6.カンボジア
滞在日数は10日間、 総出費は約17,570円、1日あたりの出費は約1,757円 (移動費抜き1,389円)
他国の滞在費より安い。と思われたかもしれませんが、実は妻の家族と合流して宿代(5泊分)を出していただき、ご飯もご馳走になりました。なので出費が安くなっています。もし5泊分の宿代とご飯代を入れるとしたら、プラス『(ドミトリー代約800円+食費700円)×5日分=7,500円』ぐらいの出費が必要となります。
総出費は約17,570円+7,500円=約25,070、1日あたりの出費は約2,507円ぐらいとなります。
カンボジアに滞在している節約パッカーは1泊2ドルのドミトリーに滞在し、3~4ドルほどで食事を済ませている人もいるので、移動しなければ700円ほどで1日過ごすことも可能です。
主な滞在場所は主にシェムリアップとプノンペンです。
ベトナム&タイ3回目の出費
7.ベトナム
滞在日数は12日間、 総出費は約20,238円、1日あたりの出費は約1,686円 (移動費抜き1,157円)
この出費は、私たちの東南アジア滞在で最安です。
私たちはベトナム南部のホーチミンから北部のハノイまでバスで移動しましたが、このうち2晩は夜行バスでの滞在でしたので宿代が少し安くなっています。バスはベトナム縦断バスで有名な会社『シンツーリスト(旧シンカフェ)』を利用しました。ホーチミン→ニャチャン、ホイアン、フエを経由してハノイへ向かうバスです。各都市での乗車日時は自由に決めることができるのでかなり便利です。ちなみに当時のバス運賃は936,000ドン≒4,680円です。
あと滞在した宿はほとんどゲストハウスか安ホテルの個室でした。またハノイでの1泊は妻の友人宅に滞在させて頂きました。
7.タイ(3回目)
滞在日数は8日間、 総出費は約14,088円、1日あたりの出費は約1,761円
モルディブで向かうため、トランジットで1週間ほどバンコクに再滞在しました。
長距離移動がなかったので全体の出費が安くなっています。
東南アジア90日間滞在の出費
東南アジアでの総出費は、約 ¥213,211 、
1日あたりの出費は 約 ¥2,176 でした。
バスで3か月以上かけてシンガポールからマレーシア、タイ、ラオス、タイ(2回目)、カンボジア、ベトナムまで移動して最後にバンコクで1週間ほど滞在しても出費は上記金額でした。
旅行してるのに日本で3か月間、普通に生活するより断然安くつきますね。 特に出費をめちゃくちゃ我慢したということはありません。並みに出費を抑えたぐらいなので、貧乏旅行にしてはまあまあ快適に過ごしたと思います。
出費合計 | 1日の出費 | |
東南アジア合計 | ¥213,211 | ¥2,176 |
食費と宿泊のみ(交通費無し) | ¥135,766 | ¥1,385 |
移動費 | ¥71,780 | |
観光費 | ¥8,792 |
※この料金には唯一東南アジアで利用したフライト代(ベトナムのハノイからタイのバンコク)は別計算しているので含まれていません。 左記ちなみにフライト代は約9,400円です。
まとめ
東南アジアでの出費は
東南アジアで滞在する場合、長距離移動しない限りはそれなりのゲストハウスに泊まって、食堂などで外食しても1日2,000円以内での滞在が可能です。かなり節約している長期旅行者は1日1,000円以内で滞在しています。お酒を飲む人は1日の出費が数百円ずつ上がると計算しておいたほうが良いかと思います。
なかでも物価が少し高めなタイのバンコクは、カオサン周辺の宿の料金が年々高騰しているそうですが、それでもまだ安い宿は点在していると思います。
私達の場合は、東南アジアではそれなりのゲストハウスに泊まってそれなりに外食していたので、並みのバックパッカーかそれより少し出費しているぐらいかと思います。
次は南アジアでの出費をレポートします。
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