私が世界一周していた際に起こったトラブルです。
今回は航空券のファーストネームが間違っていた時の事です。
ドバイ国際空港で航空券を購入
中東ヨルダンの宿に滞在していたとき、翌日搭乗する予定だったロイヤルヨルダン航空の公式サイトからWebチェックインをしていました。
搭乗予定の路線は、ヨルダンのアンマン発、エジプトのシャルムエルシェイク着です。
この航空券を購入したのはヨルダンへ来る前に滞在していたUAEのドバイ国際空港です。
実はドバイ国際空港でこの航空券の購入する際にもトラブルがありました。
いつもなら現地についてから次の目的地への航空券を購入するのですが、今回はヨルダンへ到着する前にこのドバイ国際空港のチケット購入センターで購入しました。
ドバイ国際空港からヨルダンへ向かう飛行機は『Gulf Air』というバーレーンの航空会社を利用したのですが、チェックインカウンターで「次の目的地(ヨルダン)からの出国する航空券を持っていなければ飛行機に乗せる事はできない。」と言われてしまったのです。
私はヨルダンから次の目的地、エジプトまでは船を利用するつもりだったので出国航空券は持っていませんでした。
確かにそういう航空会社はある(基本はそうかも)のですが、今までの経験上、乗れなかった事はなかったので高を括っていました。
しかも、そのときはチェックイン時間が結構ぎりぎりだったので、自分のパソコンから航空券を購入する時間もありませんでした。
なので仕方なくチェックインカウンター前にあるチケット購入センターでヨルダンからエジプト行きの高い航空券のEチケット(ロイヤルヨルダン航空)を取るはめになりました。
代行会社のおっちゃんにパスポートを預け、急ぎでパスポート情報を入力してもらい、泣く泣く航空券を購入。
Eチケットを発券したものの、その時は搭乗時間がぎりぎりだったので、内容をしっかりと確かめずに大急ぎでゲートへ向かったのです。
搭乗前日に名前が違う事に気付く
ヨルダンには3週間ほど滞在して、ドバイ国際空港で起こった事がなんてすっかり忘れていました。
そしてヨルダンを出国する前夜、滞在していた宿でドバイのチケットカウンターで購入した航空券のEチケットをバックパックから取り出しました。
そして、パソコンでEチケット番号を使い、ささっとWebチェックイン完了。
その直後、何気無く発行された航空券を見ていました。
すると、とんでもない事に気がつきました・・
ファーストネームが間違ってる!
私の名前「DAICHI」が「DAIDHI」になってました。
どこの何人やねん!
ドバイ空港でEチケットを購入した際、代行会社のおっちゃんも焦ってEチケットを作ってくれたので、どうやら私の名前を入力し間違えたらしい。
まさか間違っているとは思わなかったけど、確認しなかった自分が悪いですね。
これって結構まずいパターンです。
生年月日ぐらいの間違いは運が良ければどうにかなるかもしれません。
ただ、名前が間違っていれば完全に別人という扱いになります。
日本の航空会社なら一発で「アウトー!」です。
当たり前に搭乗拒否で買い直しが必要となります。
高くついた航空券なのに…
諦めモードになりながらも試しにロイヤルヨルダン航空のアンマン支店に電話してみました。
男性スタッフが電話に出て、今までの経緯を説明すると、こう言いました。
男性スタッフ「うーん…微妙な所だけど、たぶん(Probably)1文字ならノープロブレムかもしれない。ただ、それはチェックインカウンターでしかわからない。担当者が何も言わなければ..」
耳を疑いました。
もう一度言いますが、日本では絶対に無理なパターンです。
聞き間違いかもしれないのでもう一度確認しました。
「もうチェックインしてるのに本当に乗れる可能性がある?」と聞くと、もう一度「たぶんね(Probably)」と言いました。
MaybeではなくProbablyと言っていたので、これはいけるかもしれないと少しだけ希望を持ちました。
ただ、良い意味でも悪い意味でも適当なアラブの国なので、その言葉を鵜呑みにするは禁物です。
アラブ諸国でのノープロブレムは、かなりの確率でプロブレムな事が多いです。
一応、ロイヤルヨルダン航空本社のコールセンターにも電話して、一部始終を説明しました。
コールセンターのスタッフ「そうかですか…たぶん無理かな…でも、もしかしたら乗れるかも。」
という先ほどと同じ回答でした。
ただ、一番面倒なのは空港まで行って「今日は乗れないのでまた後日ね!」というパターンです。
内容をしっかりと確認したかったので、途中で滞在中していた宿のヨルダン人オーナーに電話を代わってもらい、アラビア語で詳しい内容を聞いてもらいました。
電話が終わって内容を聞くと、乗せてくれるかはチェックインカウンターのスタッフによるとの事でした。
スタッフのさじ加減とは少し驚きです。
その日はあまり落ち着かないまま就寝し、当日の朝を迎えました。
搭乗日のチェックイン
夕方のフライトでしたが昼前に空港へ向かいました。
そして、ロイヤルヨルダンのチェックインカウンターへ。
少しドキドキしながら列に並び、自分の番ががきました。
カウンターのお姉さんがパスポートとEチケットを確認。
スタッフのお姉さん「エジプトはバカンス?」
私「はい、そうです。」
スタッフのお姉さん「いいね(スマイル)…はい、パスポートと航空券をお返しします。」
一瞬でした。
絶対に何か聞かれると思っていたけど、終始フレンドリーで航空券の名前の事は何も聞かれず仕舞い。
航空券を訂正してくれたのかと思って確認しましたが、やっぱり名前が間違ったままでした。
しかし、まだ終わりではありません。
出国審査時と搭乗時のパスポート&航空券チェックがあります。
次に出国審査へ。
ここで再度パスポートと航空券をチェック…
そのまま通過しました。
そして最後のポイント、搭乗ゲートへ。
搭乗ゲートでも航空券とパスポートを両方確認…
結局、問題なしで通過しました。
そのまま飛行機が遅れることもなく、無事エジプトのシャルムエルシェイク国際空港に到着!
エジプトでの入国手続きで航空券の半券とパスポートを渡して難なくエジプト入りしました。
結果、本当にノープロブレムでした。
日系航空会社の場合は、ほぼ100%乗れないと思うけど、航空会社によっては大目に見てくれるのかも。
これからは代行会社で航空券を取ったとしても、間違いがないか絶対に確認しようと誓った日でした。
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