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前年比と打開策として試してみたこと【ゲストハウスの運営】

guesthouse-manage-03-2022ゲストハウス経営

通常、日本の観光業は全国的に冬は閑散期で、2月または3月頃から観光客が徐々に増えてくるかと思います。

当施設の場合は、3月上旬頃が回復の兆しが見える時期になります。
3月中旬頃からお客さんが増えてきて、下旬は春休みでピークを迎えます。

が、今年は閑散期より悲惨な状態です。
理由はもちろん新型コロナウイルス。

実際、どれぐらいの影響があったのかを計算して前年比を出したところ、次のような結果になりました。

3月の前年比
宿泊数 -79%、売上  -80%
稼働率に関しては15%

売上や客数、稼働率もオープンして以来、最悪の数字となっています。
4月は桜シーズンでそれなりに良い季節なのですが、今年は3月よりももっと客数が減るのは間違いありません。

ただ、コロナウイルスの騒ぎが始まる前の昨年末頃から、前年度と比べると少しだけ客足が減少していたように思います。
しかし、それはうちや神戸だけの話しではないようで、関西圏(大都市は全国的)がそうだったようです。
おそらく、近年の宿供給過多の影響かと思います。
ただ、同業者や宿関係にとても詳しい知人らに聞いても、はっきりとした理由がわかる人はいませんでした。

そんななかで、現状を打破するためにコロナ騒動前の今年1月からいくつか対策を考えてやってみたことがあるので、その結果を書いてみたいと思います。

実際にやってみたこと

・料金設定
今年の1月、前述のように少し客足が遠のいていたため、周辺の宿の料金が前年よりもかなり下がっていきました。
うちはしばらく値下げせずに踏ん張っていたものの、コロナウイルスが日本国内で広がり始めた頃からひどくなり、今回ばかりはギブアップして少し下げる事にしました。

実際に値段を下げて少しでも入込数が改善したかというと、大きな変化はありませんでした。
周りのお宿さんも極端に値下げされてるので当然ですね。

それにコロナウイルスが本格的に流行してし、入国禁止も始まった今、多少の料金云々の話しでは無くなっています。
日本を含め、世界中の人が旅行自体を控えており、値下げはあまり関係ないと思っています。

結果、必要以上に値下げはしない事にしました。

・ロングステイプラン
2月から外国人の入国規制から始まり、現在では入国禁止となりましたが、逆に海外でも入国規制が始まっています。

「日本に来たのは良いけど、帰れない!」という外国人が出てくるのではないかと思い、長期滞在プラン作成しましたが、今のところ1週間以上のロングステイで予約が入ったのは1人。
やはりもっと空港に近い東京や大阪、もしくは逆に田舎の方に行くのでしょうかね。

また、3月は留学生が前入りでやってくる時期なので、春休みの週末は必ず満室になるはずですが、今年はほぼ皆無。
日本人向けに個室のロングステイをSNS上で宣伝してみましたが、イベントや学校がない今、日本人が神戸にロングステイする理由ってほとんどないと思います。
ということで今のところ成果はなし。

・コワーキングスペース
うちは駅が近いので、日中にデスクワークや休憩で利用する人がいるのではないかと思い、始めてみました。
今のところ、問い合わせは1件ありましたが、予約は成立していません。
まだこのプランを作成して日が浅いので、様子をみてみます。

・体験ツアー
1月中旬にオリジナルの体験ツアーを作成し、ガイドマッチングサービスに登録しました。
私が作成したのはトレッキングやタウンウォークのツアーです。
チェックアウトからチェックインの空き時間に私自身がガイドしようと思っていました。

プランを作成して約2週間後の2月初め時点で予約が1件入り、実施日調整の問い合わせが2件入っていました。
これに関しては少し手応えを感じていたのですが、予約者や問合せしてきた人はいずれも外国人だったので、2月中旬にはコロナウイルスにより全て話しが流れてしまいました。

・イベント開催
うちは基本的に大きなイベントは開催しないのですが、この際やってみようかと思い、1月上旬に企画してみたのですが、コロナウイルスの流行でこれも断念しました。

他にも今年の年明けから考えられることは色々と試してみたものの、今は宿の値段やクオリティがどうとかいう話しではなく、観光客自体がほとんど来ていません。

街に人が少ないので、上記の内容では手の打ちようがないのが現状です。
他を検討中です。

今すぐできることといえば、固定費を下げる事です。

固定費の削減

固定費は主に以下のものがあります。

・家賃
・水道光熱費
・人件費
・OTAの料金
・リネンサービス
・消耗品費

家賃
私達は持ち物件ではなく、賃貸なので毎月家賃が発生します。
先月中旬の時点で入国規制と自粛ムードになり、国内外からのお客さんが激減。
4月から家賃を支払う売り上げもない状況が続くと思います。

先月下旬に厚かましいことは重々承知で、不動産会社を介して家主さんに期間限定で少しだけでも値下げできないか交渉して頂きました。

結果、とてもありがたい事に7月までは家賃を大幅に下げてくださる事になりました。
私たちの借りている物件の家主さんは、とても人間味のある方なので、私たちの現状を考慮して下さったようです。
家主さんにも生活があるにも関わらず、こんな時に手を差し伸べてくださって本当に感謝です。

水道光熱費
店を閉めるなら電気代はわずかなものですが、店を開けている限り水道光熱費は必然です。
1人でもお客さんが来るなら1日中店を開けなければいけません。
2月はコロナウイルスにより予定より予約が減りましたが、3月は2月とは比べ物にならないほど激減し、1日1組という日もわりと有りました。

そうなると、1日中電気やエアコンをつける必要があります。
うちは昭和の日本家屋を活用した宿なので、3月はまだまだ寒く、エアコンとヒーターはつけっぱなしの状態です。

という事で電気代がかなり大きくなってしました。

冬の暖房ってかなりコストが大きく、ドミトリー1人滞在の場合は、電気代やシーツ代を含めると利益って本当にわずかしか残りません。
多分、ランチ代で終わりじゃないでしょうかね。

しばらくドミトリーではなく個室利用者のみ受け入ようかと検討しています。

・人件費
うちの場合は家族経営なので、大きな人件費が発生していません。
しかし、家族の誰かが他で働いているのであれば別ですが、私たちの様にそうでない場合、家族で経営=他に家族の収入がないという事になります。

・OTAの料金
月額約九千円が発生しています。
どうせ予約はわずかしか入らないので、OTAを使用せずに手動で行おうかと考えました。

その場合、月額はストップしてもらえるかどうか、OTA会社にダメ元で聞いてみました。
回答としては、実際に全予約サイトをストップ、もしくは休業するのであれば、その期間中は料金を免除して頂けるとの事でした。
しかし、一つでも予約サイトを使う場合は免除できないとのこと。
現段階では、まだわずかながら予約が入っている状態なので、休業するかどうかは検討中です。

・リネンサービス
通常、リネンサービスは年単位で契約し、解除ができないところもあるそうですが、うちは全て自分たちでリネンを洗濯しています。
毎週、家族に手伝ってもらっているのでリネンサービスは利用していません。
というか、いつかリネンサービスをお願いしたいなと言いながらも今までずるずると家族に手伝ってもらっています。
こういう時は本当に助かります。

・消耗品費
ティッシュ類や掃除洗剤、消臭剤やアルコール消毒など、思ったより結構使います。
うちの場合、一人でもお客さんが入れば館内全体もフル掃除し、アルコール消毒も使いまくるからだと思います(笑)

今後どうするか

つい先月までは、来てくれるお客さんは受け入れようと思っていましたが、先週から少人数かつ個室利用のみ受け入れしています。

上記で述べたコスト面の問題もありますが、何よりコロナウイルスの流行がまだ広がり続けているなか、集団利用を受け付けるかどうか迷っています。
ドミトリーは通常よりも高めの料金設定ですが、個室としてはかなりリーズナブルな料金で使ってもらっています。
ただ、緊急事態宣言が発令された事も有り、しばらく店を閉めようかどうか考えています。

特に家族の健康面に万が一のことがと考えると、やっぱり閉めたほうが良いと思います。
ただ、うちは宿の家賃だけでなく、家の家賃も発生しています。
少しでも収入になるなら受け入れたいという気持ちも有りますし、閉めてしばらくコロナウイルスが終息するまで別口で働くことも検討しています。

あと、先月末から「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の受付が始まりました。
使わないのに越したことはないですが、3年で返済する場合は無金利との事なので、申請しました。

今は融資担当者からの打ち合わせ日の返事待ちです。
かれこれ10日ほど待っていますが、まだ返事がないのでおそらく同じように申請している人が山ほどいるのかと思います。

30万円給付や自営業者への給付の話しも有るようですが、まだはっきりと該当者が決まってない様です。

そろそろ次の段階を、とか色々と考えていましたが、もう今はそんな事を言ってる場合ではないですね。

色々と決断しなければいけません。

とりあえず、館内で修繕したい部分があったので、やってしまいました。
いや、家族にやってもらいました(笑)

客室へ続く廊下にあるこのドア枠。
昭和の家屋なので結構低い。

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角にコーナークッションを当てていましたが、背の高い人は頭をぶつけてしまうので、取っ払ってしまいました。

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