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宿の運営は楽しいのか?【ゲストハウス経営者の実情】

guesthouse-hyogo-manage-good-or-notゲストハウス経営

「ゲストハウス運営って楽しそう!」
と言われることがよくあるのですが、そうなのでしょうか。

この業界は大体どこのお宿さんも多少なりとも同業者と横の繋がりがあります。
特に中小規模の宿はそうなのですが、実際に私も周辺のお宿さんや他県の宿ともよく連絡を取り合っています。
ですので、最近の動向やこんなゲストがいたという注意情報まで共有している事があります。

今回は、私と他店のオーナーさんらの話しなども含めて経営実態を書こうと思います。

ゲストハウスを開業した人の理由

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シンガポールで宿泊したゲストハウス

まず、宿を開業した人の理由を大きく分けると主に3パターン。

①儲かると思って始めた。
儲かるかどうかという話しはまた別の記事で書きたいと思います。

②自分の趣味を優先したくてやってみた。
特にゲストハウスがやりたいというわけではなく、空いた時間を使って音楽活動などの趣味を優先したかったという人。

③ゲストハウスが好きで宿を始めた
私は典型的なこのパターンです。
海外に滞在していた際、当時日本にはまだ浸透していなかったゲストハウスというスタイルの宿にはまり、いつか日本の地方で作ろうとひそかに企んでいました。
海外のツーリストに泊まってもらって、案内して楽しませる仕事って最高やん!と思っていました。

ゲストハウス経営は楽しいかどうか(他の運営者の意見)

皆さん、それぞれ理由があってオープンされているわけですが、実際にゲストハウス経営は楽しいのか。

おそらく、全体の70%ぐらいの宿オーナーさんは疲れていると思います。

まず①の人はビジネスで始めたので元々ゲストハウスが好きで始めたわけではありません。
儲からなければ何も楽しくありません。

②の人に関しては、結構儲かっていれば自分の時間が持てるかと思います。
館内の掃除やシーツのクリーニング等もスタッフもしくは業者に頼めばいいのです。
そうでなければコストを抑えるには自分達でしなければならず、趣味を優先する時間はあまりないでしょう。

①と②の人はわかるけど③の人は?

毎日色んな旅行者が来て楽しそうなのに?

と思われるかもしれませんが、確かにお客様からすると旅行で訪れており、そのときは非日常です。
私も今までの海外旅行で数百軒のホステルやゲストハウスに宿泊した経験があるので、ゲスト側の気持ちはよくわかります。

しかし、迎える側からするといつもと変わらない日常なのです。
運営側もオープンして最初の半年か1年ぐらいは楽しいと思います。
でも運営側の皆さんは毎日同じ事をしているわけです。宿オープンという非日常から日常的な運営に慣れてからは、段々とお客様のテンションについていけなくなってくるようです。
私は安宿であろうが、ゲストにある程度の非日常を提供することが宿の役割の一つだと思っているので、当たり前ですが運営側が非日常を感じる必要はないと思っています。

なかにはとても難しい人や短気な人も滞在されます。
ゲストハウスには旅好きで同じ様な考えを共有できる人達ばかりが集まっているかというと、そんなお客様だけではありません。

ただ安くぱっと泊まって目的地に行きたいだけだという人も沢山いらっしゃいます。
そんなお客さんにも快適に過ごしていただきつつ、他の旅行者にも楽しく過ごしていただかければなりません。

趣味程度で自分が楽しむスペースにするのであれば話は別ですが、 そうでなければお客さんに満足して頂かないといけません。
販売店や飲食店と同じ接客業なので、自分が楽しんでいるだけでは客足が遠のいてしまいます。
一昔前なら、立地が良ければ勝手に入るドル箱状態の宿も点在していましたが、現在は供給過多により、そういう所も滅多に耳にしなくなりました。

ゲストハウスは薄利でトラブルが多い

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モロッコの青の街シャウエンで宿泊した古民家ゲストハウス

また、ゲストハウスやホステル等の宿泊業はホテルと違って薄利です。
ゲストハウスはアメニティなど費用をできる限り削って、最大限のコストパフォーマンスを提供しています。

しかし、他のゲストハウスオーナーさん方からも度々聞くのですが、一部のお客さんからはこんな事も言われたりするのです。

「朝食をつけたらいいと思うよ?」

「ドミトリーの各ベッドに香りのするアロマを置くともっと良いと思うよ!」

「置き鏡とテーブルがあんまりタイプではないので変えた方がいい。」

アドバイスはすごく嬉しいのですが、これって宿のオーナーさんが一番イラッとくる一言なんですよね。
私も似たような事を言われて、過去何度か首を絞めてやろうかと思いました(笑)

そして翌朝のチェックアウト時間がきて、

やっと終わったー!
ではなく、館内の掃除が始まります。

ときには館内のいたるところがカオス状態になっていたり、備品が破損している事もあります。

How come?!

と叫びたくなる汚れっぷりの時も。
(ちなみに一度、オープンして間もない頃に寝具に脱糞されて翌朝に逃走された事があります。)

掃除が終われば、シーツ交換と洗濯。

寝具が汚れてクリーニングが必要な日やトイレが詰まってしまった時には、休む暇もなくチェックイン時間がきます。

数日に1回ペースで起こるトラブルを対処しながらも宿泊客一人当たりで手元に残る利益はわずかなものです。多くのお客さんに利用して頂かなければ利益は出ません。

大型宿は別として、よほど宿の運営が好きな人かスタッフを雇って手分けして作業する余裕がない限り、こんな毎日に嫌気が差している個人の運営者さんも多いようです。
オーナーさんによっては苦痛でしかないという話しも聞きます。
しかし、かなりの初期費用をかけてオープンした宿なのだから、そう簡単にはやめれません。

ゲストハウス経営は楽しいかどうか(私)

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(ペナン島で宿泊したゲストハウス)

じゃあお前はどうなんだ?

というと、実は私はそんなに嫌だとは思っていません。
寧ろ会社員をしていた頃よりも意気揚々とやらせてもらっています。

根っからの旅行好きなので、人の旅行話しや人生について聞くのも好きです。
当たり前に楽しい事ばかりないですがそこまで苦痛ではありません。
しかし他のオーナーさん方と比べると私はかなり変わってる方だと思います。

また、日々の運営ついても触れていきたいと思います。

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