ロードス島はこんなところ
・大リゾート地
・旧市街は1中世の街並みがそのまま残っている
・騎士団が築いた旧市街
・巨大なお城がある
・トルコ時代が長いのでモスクもある
・ヨーロッパとオリエントの文化でエキゾチック
ロードス島(またはロドス島)は、地中海にあるリゾート地です。
私は長期旅行中にサントリーニ島、ミコノス島、カステロリゾ島とともにこのロードス島を訪れました。
日本人にはあまり知られていないかもしれませんが、ヨーロッパ人には超がつくほど人気観光地のようです。
ロードス島の旧市街には、聖ヨハネ騎士団が築いた城塞都市が綺麗な状態のなま残っており、世界遺産にも登録されています。
かつてトルコだった時代もあり、エキゾチックな雰囲気がある見所満載のリゾート島です。
ロードス島の玄関口
ロードス島へのアクセス方法は、フェリーまたは飛行機です。
フェリーが発着するロードス島の船着き場は、観光の拠点となる旧市街から1キロメートル弱ほど離れた場所にあります。
事前調査をした限り、観光船が発着するのは旧市街の目の前にある『Tourist Horbor』だと思っていたのですが、実際に到着したのは旧市街から遠い方の『Rhodes Acandia Harbour』でした。
『Rhodes Acandia Harbour』の船着き場から旧市街の入口まで歩いていきましたが、重いバックパックとスーツケースを持っていたので、休憩しながら20分はかかったと思います。
船着き場の前にはバス停がありましたが、30分ほど待ってもバスが来なかったので歩きました。
また、船着き場にはタクシーが待ち構えているので、荷物が重いのであれば旧市街の入口まで利用したほうが良いかもしれません。
重い荷物を持って歩く場合は結構疲れます。
ロードス島の旧市街は直径1kmぐらいの大きさがあるので、ホテルの場所によってはそこからさらに1kmほど歩く必要があります。
イタリアのベネチアと同じように旧市街の中は車両通行不可なので、バスやタクシーが利用できるのは
を旧市街への入口までです。
旧市街の入口は複数あるので、行先によって降りる場所を把握しておいた方が良いと思います。
目的地から一番遠い入口から入ると、1kmほど歩かないといけないようになるかもしれません。
ちなみに私たちはトルコ南部のカシュという村からわずか数十キロの場所にある『カステロリゾ(Kastelorizo)』という小さな島から、有名な船会社『Blue Star Ferry』の大型船に乗ってロードス島を訪問しました。
また、ロードス島には国際空港があるので、ギリシャ国内からだけではなく、他のヨーロッパ諸国からアクセスが可能です。
ロードス島の観光拠点となる旧市街

ロードス島観光の拠点となる場所は、14世紀に聖ヨハネ騎士団が築いた旧市街です。
この旧市街は、城塞都市になっているので城壁の中にあります。
外から城内へ入るときに見える城壁。

歴史映画にそのまま出てきそうな大きな門があります。
この門が旧市街への入口です。

旧市街はまるで映画の舞台そのもの。
もちろんセット用に作られたものではありません。
中世から現在までこの状態で残っていることがすごいですね。

1300年代に聖ヨハネ騎士団がロードス島にやってきたので、この街は700年以上もこの状態で存在していることになります。
中世の時代へタイムスリップしたような気分になります。


旧市街の中心部には『スレイマン・モスク』という巨大なモスクがあります。
1500年代にロードス島を領土にしたオスマン帝国(トルコ)が勝利の証として建てたそうです。
その時から第二次世界大戦中にイタリアが占領するまで、ロードス島は400年以上ずっとトルコでした。
再びギリシャとなったのは戦後の1947年なので、わりと最近ですね。

確かにどこかしらトルコや中近東の文化や雰囲気が混じっています。
民家の玄関ドアには、北アフリカやスペイン、ポルトガルなどの南欧で見かける「ファティマの手」もありました。
これも元々は中近東やアラブ、ユダヤの文化だと聞いたことがあります。

城壁の外は美しいビーチ

こんなに素晴らしい旧市街があるロードス島ですが、旧市街の外にはとても美しいビーチもあります。
しかも旧市街から歩いていくことができます。
旧市街の外にいきなり綺麗なビーチがあったので驚かされました。
日本でいうと、京都のような歴史的な旧市街から歩いてリゾートの沖縄に行けるような感じかな。
旧市街の外では路上に観光用の汽車型バスが走っていました。
リゾート地らしくて良いですね。

城壁の外に出てから徒歩10分ほどで海の方へやってきました。

これがロードス島のビーチです!海の色は美しいコバルトブルー。
ザ・リゾート!な雰囲気が最高ですね。

このビーチは『Elli Beach』という旧市街から一番近い場所にあるリゾートビーチです。
世界七不思議のひとつ『ロドス島の巨像(別名アポロの巨像)』があった場所でもあります。
紀元前284年に完成したと言われ、ニューヨークの『自由の女神』ぐらいの大きさがあったそうです。
このロドス島ではそんな時代に高さ50メートルもの大きな像を作っていたのですね…
地元の人達なのか、それとも観光客でしょうか。
仲睦まじい4人を見ているだけで心が豊かになりました。

夜はこの辺りの海岸沿いに停泊する船の上がお土産売り場になります。
訪れたのが夜だっただけで、もしかしたら日中もやってるかもしれません。
こういうところをウィンドウショッピング(窓はないけど)するだけでも楽しいです。

滞在した宿「Medieval Rose Hotel」

私たちが滞在したのは全室個室型のゲストハウス「Medieval Rose Hotel」です。
旧市街のメイン通りから徒歩10秒の場所にあり、ロードス城にも徒歩5分以内。
ロシア生まれの韓国人女性が切り盛りしており、その方も旦那さんもとても親切でした。
中庭型のお洒落な共用スペースで、旦那さんが毎朝コーヒーを入れてくれた事を印象強く覚えています。
部屋はこじんまりしていますが、自分の部屋のように使えて居心地が良かったです。
共用トイレシャワーも毎日きっちり掃除されていて清潔でした。

リゾートのロードス島へ
日本人には少しマイナーなロードス島ですが、ヨーロピアンにはとても人気のリゾート地です。
実際に行ってみて、本当に良いところだと思いました。
中世の歴史的な街並みが好きな人やビーチリゾートが好きな人にも訪れてほしい場所です。
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